- 採取方法
- 香り・風味
- 栄養素
- カロリー
- 効果・効能
- 危険性
- 保存方法
はちみつとメープルシロップ、7つの違い
はちみつとメープルシロップの7つの違いはコチラ↓
はちみつ | メープルシロップ | |
---|---|---|
採取方法 | ミツバチが花から採集 | カエデ樹液を採取 |
香り・風味 | 花により異なる | 香ばしくクセが強い |
栄養素 | たんぱく質 炭水化物 ナトリウム 鉄 ナイアシン ビタミン |
マンガン 亜鉛 カリウム カルシウム マグネシウム ポリフェノール |
カロリー | 294kcal/100g | 254kcal/100g |
効果・効能 | ・疲労回復 ・整腸作用 ・高血圧予防 |
・アンチエイジング ・糖尿病予防 ・高血圧予防 |
危険性 | 1歳未満はボツリヌス症を発症する恐れ | 10カ月から可 |
保存方法 | 開封後も常温保存 | 開封前は常温、開封後は冷蔵保存 |
【はちみつとメープルシロップの違い①】採取方法
はちみつとメープルシロップは採取方法が全く異なります。
はちみつの採取方法
はちみつはミツバチが様々な花から蜜を採集し、巣の中で加工&貯蔵したものを指します。
メープルシロップの採取方法
メープルシロップはカエデ属の樹木の樹液を採取し、煮詰めてシロップに加工したものです。
【はちみつとメープルシロップの違い②】香り・風味
はちみつとメープルシロップでは香りや風味が全く異なります。
はちみつの香り・風味
はちみつの香りや風味はミツバチが蜜を採取する花によって違ってきますが、例えばアカシヤだとさらっとした風味でとろみが少なく、レンゲは濃厚な風味でとろみが強いといった特徴があります。
メープルシロップの香り・風味
メープルシロップの風味はカラメルのような香ばしく強い香りで、はちみつより香りは強く、甘みの中に苦みを感じたり少しクセが強い印象です。
【はちみつとメープルシロップの違い③】栄養素
はちみつとメープルシロップは、栄養素が異なります。
はちみつの栄養素
はちみつには1gあたり数万~数十万個の花粉が含まれています。そして、その花粉の中にたんぱく質、ビタミン、カルシウム、カリウム、鉄、そして豊富なミネラルが含まれているのです。
メープルシロップの栄養素
メープルシロップは、栄養的には圧倒的にはちみつより優れています。含まれる主な成分はカルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛などですが、これらははちみつの数倍から十数倍にもなります。
【はちみつとメープルシロップの違い④】カロリー
はちみつとメープルシロップでは、カロリーが異なります。
はちみつのカロリー
はちみつのカロリーは、100gあたり約294kcal。
はちみつの甘さは砂糖の1.3倍あるので、同じ甘さにするために使う量が少なくて済み簡単にカロリーダウン出来てしまうんです!
メープルシロップのカロリー
メープルシロップのカロリーは100gあたり257kcal。
これは、はちみつよりもメープルシロップの方が糖質が少ないためですが、砂糖と同じ甘さにするには1.5倍の量が必要なので、砂糖大さじ1杯(9g、35kcal)に対してメープルシロップは大さじ1.5杯(約27g、68kcal)と意外にカロリーになるというからくりがあります。
【はちみつとメープルシロップの違い⑤】効果・効能
はちみつとメープルシロップでは、効果・効能が違います。
はちみつの効果・効能
はちみつの主な効果・効能は3つ!
- 疲労回復
- 整腸作用
- 咳止め
疲労回復
はちみつの主成分はブドウ糖と果糖のため、体内に入ると短時間で吸収され栄養分となるのが特徴です。
そのため疲れが溜まっている時や運動後などの疲労に対して効率よく栄養吸収が可能であり、疲労回復効果が期待できます。
整腸作用
はちみつに含まれるグルコン酸やオリゴ糖が腸内の善玉菌を増やすため、下痢や便秘などに効果的です。
咳止め
はちみつは強い殺菌力を持つため呼吸器系の細菌の増殖を抑制する効果があり、咳止めや痰の切れをよくする効果が見込まれます。
メープルシロップの効果・効能
メープルシロップの主な効果・効能も3つ!
- アンチエイジング
- 糖尿病予防
- 高血圧予防
アンチエイジング
メープルシロップには抗酸化作用のあるポリフェノールが63種類も含まれています。
そのため糖化を防ぎ肌の老化を抑止するアンチエイジング効果が期待されます。
糖尿病予防
メープルシロップには糖尿病のリスクを下げるマグネシウムが豊富に含まれています。
ただし、砂糖よりも栄養も多く血糖値を上昇させにくいという意味であり、食べ過ぎにはもちろん注意が必要です。
高血圧予防
メープルシロップは高血圧を防ぐ効果のあるカリウムを豊富に含んでいます。
【はちみつとメープルシロップの違い⑥】危険性
はちみつとメープルシロップでは危険性が異なります。
はちみつの危険性
はちみつにはボツリヌス菌が含まれることがあり、1歳未満の乳児が摂取すると腸内で増殖して毒素を量産し、乳児ボツリヌス症を発症し最悪の場合死に至ることがあります。
ボツリヌス菌は土や海・川などの泥砂中に含まれる細菌で神経麻痺を生じさせます。熱に強い(耐熱性120℃)ため加熱した食品(ケーキやクッキー)などの中にも、はちみつが含まれていないか1歳未満のうちは注意しましょう。
メープルシロップの危険性
一方、メープルシロップははちみつとは異なりカエデの樹液を煮詰めたものなので、製造過程で高温加熱&殺菌がされています。ボツリヌス菌も含まれていないため、約10カ月くらいの乳児から砂糖やはちみつの代用品として与えることが可能です。
メープルシロップは赤ちゃんにあげても大丈夫な食材ではありますが、アレルギーの可能性を考慮して最初は少量から与える必要があります。
【はちみつとメープルシロップの違い⑦】保存方法
はちみつとメープルシロップでは、保存方法が異なります。
はちみつの保存方法
はちみつは冷蔵庫で保存すると結晶化してしまうため、開封後でも直射日光を避けて常温で保存します。
はちみつには強い殺菌力があるので、常温でも雑菌が繁殖する恐れはありません。
メープルシロップの保存方法
一方、メープルシロップは開封前は常温保存で大丈夫ですが、開封後は冷蔵庫で保存しなければなりません。
メープルシロップにははちみつのような抗菌作用がなく雑菌が繁殖する恐れがあり、また、常温で保存すると水分の蒸発により結晶化する恐れがあるためです。
はちみつとメープルシロップ、代用できる?
はちみつとメープルシロップはお互いに代用することが可能です。
ただ、前述の7つの違いで説明したように香りや風味が異なるので、代用すると味がなんだかイマイチ…という事はあると思います。
以下、個人的見解なので参考にしてみてください。
はちみつの代用にメープルシロップは?
はちみつの代用にメープルシロップは、私自身は使う料理によると思っています。理由はメープルシロップ独特の癖のある香りが気になるからです。
個人的な見解にはなりますが、はちみつの代用としてメープルシロップが違和感なく使えるなと感じた料理は、
です。一方、これは合わないな…と感じたのは、
ですね。
メープルシロップの代用にはちみつは?
メープルシロップの代用にはちみつは、個人的には何でもOKだと感じています。
ただ、香り面で物足りない…という料理はあるかなとも思いますね。
【まとめ】はちみつとメープルシロップ7つの違い
今回ご紹介したはちみつとメープルシロップの違いはコチラ↓
はちみつ | メープルシロップ | |
---|---|---|
採取方法 | ミツバチが花から採集 | カエデ樹液を採取 |
香り・風味 | 花により異なる | 香ばしくクセが強い |
栄養素 | たんぱく質 炭水化物 ナトリウム 鉄 ナイアシン ビタミン |
マンガン 亜鉛 カリウム カルシウム マグネシウム ポリフェノール |
カロリー | 294kcal/100g | 254kcal/100g |
効果・効能 | ・疲労回復 ・整腸作用 ・高血圧予防 |
・アンチエイジング ・糖尿病予防 ・高血圧予防 |
危険性 | 1歳未満はボツリヌス症を発症する恐れ | 10カ月から可 |
保存方法 | 開封後も常温保存 | 開封前は常温、開封後は冷蔵保存 |