この記事では、
- 幼稚園のお弁当の練習方法
- 幼稚園のお弁当の注意点
- 家で練習をしてみた娘の感想
をご紹介しています。
これから幼稚園でお弁当が始まるのに不安な方はこの記事を読むことにより、家での練習方法や注意点を予習でき、お弁当の本番をよりスムーズに安心して臨めますよ。
お子様にとって幼稚園で食べるお友達との初めての時間をより楽しいものにしてあげるために、少しでも親がサポートしてあげることは頑張っていきたいですね!
お弁当開始前に必ず家で練習を!
大人にとって外でランチをすることは簡単に思えますが、子供にとって初めて幼稚園へ通いお友達と一緒にママやパパから離れてお弁当を食べる事って実はものすごく大変な事なんです。
- お弁当箱がちゃんと自分であけられるか
- 一人でフォーク等を使って食べられるか
- 冷めても美味しく食べられるお弁当か
- 食べきるのにどのくらいの時間がかかるか
- 量はどれくらいなら残さず食べられるか
などなど、配慮してあげなければならない事が山ほどあるんですよね。
そして、ママ(パパ)にとっても朝のバタバタした時間帯にきちんとお弁当を用意するのにどの程度時間がかかるかなど、事前に把握しておくことが必要です。
そのため、多くの幼稚園ではお弁当が始まる前に、家でお弁当を食べる練習をすることを推奨しています。(※娘の幼稚園や他のママ友から聞いた話)
子供目線から見た幼稚園のお弁当とは?
多くの子供にとって幼稚園に入園するまでママやパパと離れて食事をする経験って、ほとんどないと思います。だから、幼稚園生になった途端に「じゃあ、今日からお友達と一緒にお弁当を食べてね」と言われるのって、とても驚きますしストレスなど心理的な負担もものすごくかかる行為なんですよね。
- お弁当ってそもそも何?
- どうしてママと一緒に食べれないの?
- なんでご飯が箱に入ってるの?
などなど、大人目線から見て当たり前のことも、子供目線で見るとすべて初めてでどうしていいかわからないことだらけなんです。
だからこそ家で少しでも幼稚園で緊張せずに食べれるように、子供の疑問を可能な限り解消してあげましょう!
幼稚園のお弁当練習・3つの手順
いざ幼稚園のお弁当の練習をということで、具体的な方法についてもご紹介したいと思います。
幼稚園のお弁当の練習の具体的な流れはこちらの3STEP↓
- 幼稚園のルールをチェックする
- 実際に家でお弁当を作る
- 子供に食べてもらう
娘の幼稚園のお弁当ルール
まず、幼稚園のお弁当の練習をするにあたってまず始めにチェックしなければならないのは、各幼稚園のルールです。意外と厳しい幼稚園も多いので、必ずお便りなどに目を通してルールやNGポイントをチェックしておきましょう。
因みに娘の幼稚園におけるお弁当ルールはこんな感じです↓
- 好きなもの・食べらるもののみ入れる
- 主食はおにぎりorサンドウィッチ
- 食べやすい大きさ・量は少なめ
- デザートは果物のみ(ヨーグルトやゼリーはNG)
- デザートは別容器に(※食後に食べる)
- ピックや楊枝は危ないのでNG
- おやつと混同されるものはNG
- ウェットティッシュNG(※おしぼりのみ)
最初はルールを確認しつつ作るのは大変かと思いますが、やはりそこは集団生活の中なので周りと合わせるという意味でもきっちり守っていきましょう!
実際に家でお弁当を作る
次に、実際に家でお弁当を作ってみます。
娘の幼稚園は来月から通常保育が始まるため、午前保育の今のうちにお弁当の練習をしてみることにしました。
大切なことは実際にお弁当が始まった時と同じタイムスケジュールで動くこと。
お弁当を作り始める時間や冷ます時間、幼稚園と同じ環境を保つために室温の中で保冷剤と一緒に保管しておいてお昼ごろ食べるなど、味の変化や傷みなどがわかるようにしておくのがポイントです。
実際に作ってみて感じたとは、
- 思ったより時間がかかること
- 隙間が多くなってしまいがちなこと
- メニューを考えるのが大変なこと
です。
思ったより時間がかかる
朝のドタバタの中でお弁当を作っているとそれを発見した娘が「何?!お弁当?!何入れるの?!見せて!見せて!!!」と興奮して寄ってきたり、それにつられた弟がキッチンの引き出しを開けまくったりと調理時間以外の時間が結構かかることに気が付きました。
私がまだフルタイムで子供がいない時に夫婦二人分のお弁当を作っていた時期もありましたが、その時とは比べ物にならないほど大変…。
隙間を埋める食材を決めておく
急にお弁当の練習をすることに決めたので、食材もあり合わせで作った結果、隙間を埋めるのに苦戦しました。
隙間が多いと見た目が残念になるのはもちろん、お弁当箱が揺れた際に中身がぐちゃぐちゃになりやすいのがデメリット。
だからと言って隙間を埋めるためにわざわざ1品多く作るのって、時間のない朝には結構ハードルが高いものなんですよね…。ということで、手間なく簡単に隙間を埋められる食材を予め決めておこうと思いました。
本やママ友から聞いた情報を参考にすると…
- ブロッコリー
- プチトマト
- うずらの卵
- かまぼこ
- ゆで人参
などが割と簡単に隙間を埋められるかなと思いました。子供の好き嫌いなどに合わせて、いくつかストックしておくと便利そうですね。
メニューはある程度パターン化しておく
通常の食事と同様に、お弁当のメニューを考えるのも結構大変ですよね。なので、ある程度パターン化しておいて定期的にサイクルを回すのがおすすめです。
- おかず
- 一品
- 主食
この3つに対してそれぞれお子さんが気に入っているものや好きな物をいくつか用意しておいて、冷蔵庫にはその料理に必要な食材を常にストックしておけばOK。
- 作るのにかかる時間を把握する
- 冷めても食べやすい味か確認する
- ある程度パターン化する
子供に食べてもらう
最後に、実際に子供にお弁当を食べてもらいます。
家でお弁当をあげるとなるとうっかり色々手助けしてあげそうになりますが、あくまでお弁当箱を開ける状態から食べ終わるまで一人でやってもらうのが最大のポイント。
そのうえで子供が躓きそうなポイントを見つけてあげて改善してあげるのが、お弁当練習の最大の狙いです。
私が実際にお弁当の練習をして気になった点&改善ポイントは3点。
- おにぎりがコロッと落ちそう→小ぶりにして1個くらい落としても大丈夫にする
- 量が明らかに足りない→お弁当箱ぎゅうぎゅうに詰める
- さくらんぼは自力ではまだ食べられない→食べられるフルーツを入れる
- 自分で蓋を開け閉めできるか確認する
- 食べきれる量を把握する
- 食べられない・食べにくいものを把握する
幼稚園のお弁当の注意点
他の幼稚園でどんなルールがあるのかはわかりませんが、娘の幼稚園におけるお弁当の注意点も参考にご紹介したいと思います。
食べやすさ>見た目
いわゆるキャラ弁など見た目が可愛いお弁当も素敵ですが、子供にとっては食べやすいのが一番です。慣れない環境で緊張してご飯を食べられなかったりうまくお箸やスプーンを使えない事も考えて、形や大きさに配慮してあげましょう。
食べられるもののみ入れる
食べられるもののみ入れるので本当にいいのか最初は驚きましたが、これには「全部食べれることで自信をつける」という大切なねらいがあるそうです。
量は少な目にする
家とは異なり幼稚園ではお弁当を食べる時間は限られています。その時間内に無理なく食べきれるようにするため、また、食べるのがゆっくりな子でも自分のペースで食べられるように量は少なめにと指示を受けました。
家で練習をしてみた娘の感想
今回、幼稚園のお弁当を練習をするにあたって作ったメニューは以下のとおり。
- 卵焼き
- 唐揚げ
- 人参&ポテトのカレー炒め
- ほうれん草の海苔巻き
- そぼろおにぎり
「今日はお弁当の練習をするから、おうちに帰ってきたらおうちでお弁当食べてみよう」と話していたので、午前保育から帰ってきた瞬間に、
とノリノリで、あり合わせなのですが娘はとても喜んでくれました。
娘はお外でご飯を食べたり保育園でお友達と一緒に食べたりすると家よりも好き嫌いが少なくなる傾向にあるので、普段だと食べなさそうなほうれん草の海苔巻きも入れました。が、やっぱりお弁当ということで嬉しかったのか、これも含めて完食してくれました。
子供にとってお弁当を家で食べる経験は数少ない機会であり、娘にとってはとても楽しかったようです。ぶっつけ本番は大変だと思うので、ぜひ楽しみながら家でお弁当の練習をしてみるのがおすすめです♪
お友達とのお弁当をより楽しいものにするために
残念ながら幼稚園で自分の子供が日々どのように過ごしているのか100%知ることはできませんし、お弁当の時間もどのように過ごしているのか把握はできません。
だからこそ、今回ご紹介したように家で幼稚園のお弁当の練習を事前にすることにより少しでもお弁当に慣れてもらい、実際にお友達や先生と一緒に食べる時によりスムーズに不安なく過ごせるようにサポートしてあげれば、きっとお弁当の時間が何倍も楽しいものになるはずです。
朝の忙しい時間にお弁当を作るのは確かに大変ですが「美味しかった!また作ってね」の笑顔のために、頑張っていきましょう!