「ママ友がいないと子供に影響があるのでは」と悩んでいませんか?
- ママ友がいないと子供も友達が出来ないのでは?
- 行事やイベントの時に一人だと子供が恥ずかしい?
- ママ友がいないと子供が困るのはどんな時?
- ママ友が欲しいけどトラブルには巻き込まれたくない
安心してください、ママ友がいなくても子供はきちんと自分で人間関係を築くことができます。無理してママ友を作る必要はどこにもありません。
その理由をかつてママ友0人だった私の実体験や先輩ママのアドバイスを元に、リアルなママ友事情とママ友がいるメリット&いないデメリットと解消法を踏まえてわかりやすく解説します。
ママ友がいないと子どもへ影響がある?
結論:ママ友がいなくても子供には影響はない
ママ友がいない事自体は子供に影響がありません。
ただし、ママ友がいない事によりママが悲しそうな顔をしていたり疲れ切っていることが多いのであればそれは子供に大きく影響します。
その理由を今から説明しますね。
約半数のママが「ママ友はいない」
ママ友がいないと悩んでいるあなたは「自分以外のママはみんなママ友がいる」と考えていませんか?
私もママ友がいなかった時代はそう悩んでいました。
しかし、2019年に人気主婦向け雑誌レタスクラブが実施したママ友の有無を調査するアンケートの結果は以下の通り。
- ママ友がいる…53.9%
- ママ友はいない…46.1%
実は約半分のママはママ友がいないというのがわかっています。
ちなみにこのアンケートはママ全体の平均値であり、働くママの方がママ友がいない割合が高く、専業主婦の方がママ友のいる割合が高くなるのが特徴です。
また、ママ友がいないというよりも、あえて「ママ友を作らない」という選択をする人が最近急増しています。その主な原因は「ママ友トラブル」です。
ママ友の世界にも「いじめ」は存在する
いじめや仲間外れは子供の世界にのみ存在するものではありません。
- 挨拶しても常に無視をされる
- ありもしない陰口をたたかれる
- 自分の子供が仲間外れにされる
現実として上記のようないじめ紛いの行動がママ友の世界にも残念ながら存在します。
そして「大人げない…」と嫌気がさした普通の感覚を持つママは、苦手なママ友に対して賢く距離を保ち自分のペースでコミュニティ生活を送るケースが増えてきているのです。
距離を置く「ドライなママ友関係」が最近のトレンド
昔から存在する井戸端会議。ママ友がいない身にとっては、羨ましく楽しそうに見える事もありますよね。
でも、実際の会話の中身は…人の悪口だったりお医者さんの口コミだったり、大抵しょーもない事がほとんどだと思います。
アナタはそのような噂話に花を咲かせたいタイプですか?もしそうでないのであれば、一定の距離を保てるように自分から仕掛けるのもおすすめです。
実際、ママ友トラブルは深く関わることによって生じる亀裂がほとんど。関係性をママ友よりもう少し浅く「知人」という程度に留め、うまくやり過ごすママも増えてきているんですよ。
子供には子供の世界が存在する
ママが社交性を発揮しなければ自分の子供には友達が出来ないと思っていますか?
ママにはママの人間関係があるように、子供には子供同士の世界があります。
むしろ、ママが割り切って「友達は自分で作ってね」と言ってしまった方が、子供も自力で考え行動するので社会性は養われるというケースも多いです。
私自身の経験にはなりますが、長女が1歳半の時に引っ越しをしたためそれまでの人間関係がリセットされママ友0の状態になりました。
ママ友は0歳時代に出来る事が多いため、新しい土地では基本知り合いはいません。公園や児童館に足を運んでも既にグループ化したママ友が沢山いました。
「あぁ…ママ友はもうできないかな」と思っていた私に対して、娘はとにかく積極的。公園でも児童館でも他の同年代の子供に積極的に交流する姿勢を見せ、ついに娘の社交性により結果的に私にママ友が出来ることになりました。
ほんと、親は頑張りすぎない方がいいんだな~と実感です(笑)
ただ、唯一できたママ友は他の保育園のママなので、昨年長女が通っていた保育園ではママ友と呼べる親しい仲の人はいませんでした。が、娘はきちんと特定の子数人と仲良しになっており、園でのイベントでは楽しそうに遊ぶ姿を見せてくれましたよ。
なので、ママ友がいなくても子供に影響はありません。
むしろ、ママ友が無駄にいないほど子供自身は自分で気の合うお友達を見つけられるとすら思います。
考えてみてください。自分で友達を作りたいと思った時に、親が連れてきた人と自分で見つけた気の合う人とどちらを選びますか?答えは明白に後者ですよね。
子供は意志を持った小さな大人。そう考えてみるのもおすすめですよ♪
子供はママの事が大好き!
仲の良い本当に信頼できるママ友がいることはメリットもありますし、ママ自身が楽しんだお付き合いをしていれば子供にとってもいい影響があるのは間違いありません。
でも、子供のために無理をして付き合いたくもない人とママ友になろうと頑張ってストレスを抱えたり、無理して輪に入った結果辛い思いをしているのならば、一度立ち止まって考えて欲しいです。
ママ友のことで苦しんでいるママを子供は見たいと思いますか?
答えは「NO」です。
子供にとって一番大切なのは「ママの笑顔」。ママ友がいなくても子供は立派に育ちます。影響を考えて悩むよりも、親子でハッピーでいる選択肢を選んでみてはいかがでしょうか。
ママ友を持つor持たない
とはいえ、実際にママ友がいるとどんなメリットがあるのか気になる人もいらっしゃることでしょう。
- ママ友を持つ
- ママ友を持たない
2つの立場を比較するべく、子供の年齢に合わせたママ友事情を紹介しますね。なぜならば、ママ友の関係性は子供の年齢やコミュニティにより大きく異なるためです。
赤ちゃん時代のママ友事情
ママ友が最もできやすいのは、第一子の赤ちゃん時代。これは間違いありません。
はじめての育児の不安の中で同じくらいの月齢の子を持つ他のママと何度も顔を合わせると、お互いに悩みを相談したり共感しやすい話題が生まれ、自然とママ友になるケースが多くあります。
一方で、赤ちゃん時代のママ友付き合いが長く続くケースと期間限定の場合に分かれます。その理由は「保活」です。
私自身知り合いと呼べる人は比較的多く連絡先を交換した人も数人いましたが、専業主婦だった私の知り合いは全てワーママで、保活&保育園入園と共に疎遠になりました。
他の赤ちゃんと遊ぶと発達上良い刺激になる
赤ちゃん時代にママ友を持つ最大のメリットは、同じくらいの月齢の子供と遊ぶ事により発達に良い刺激を与えることです。
ハイハイが遅い赤ちゃんが同じくらいの子を見て「自分にもできるかも…?」と思って頑張ってみたり、物をもって遊ぶ姿をまねたりと赤ちゃんなりに外の世界から吸収するものが沢山あるからです。
ですが、何も刺激はママ友の子供からだけではありません。児童館やベビー向けイベントへ行けば赤ちゃんは沢山いるので、交流と言う意味で悩んでいるのであればこれらの場所等に足を運んでみるのもおすすめですよ。
赤ちゃん時代にママ友がいないデメリットはない!
赤ちゃん時代にママ友がいないデメリットは基本的にないと断言できます。
その根拠は、私自身が長女の乳児期にママ友0で何の問題もなかったからです。長女の発達は遅いどころか早い方で、社交性も十分あり旅先で知らない子供と遊んだりする性格に育ちました。
子供自身が他の子供と自分の意志で一緒に遊ぶようになるのは大体2歳くらいからのことですし、同じくらいの子供と遊びたければ児童館や公園に行けば十分です。ママ友の有無を気にする必要はありません。
保育園のママ友事情
保育園ママの共通点は、とにかくみんな「超忙しい」ことです。
朝は通勤に間に合うように子供をサッと保育士さんに預けて立ち去り、帰りは買い物や夕飯の支度のために大急ぎで家へダッシュ。
そんな中で果たしてママ友が出来るのかと言われると、出来るケースももちろんあります。
- 保育園ママ全体で飲み会などのイベントがある
- 仕切りやのママがいて皆に連絡先交換を促す
- 送り迎えの時間が一緒のママ同士が仲良くなる
大きくわけてこの3つ場合です。基本的にはママ友というよりは知人ベースのお付き合いが殆どで、その中で気の合う方同士が仲良くなってプライベートでも交流するママ友に発展することもあります。
私自身は長女を2歳児クラスから保育園へ1年だけ通わせたのですが、連絡先交換はしたもののプライベートでの個人的お付き合いはありませんでした。ただ、同じクラスの子供&ママでランチをする、などというレベルでの交流は子供のためにも参加していましたね。
保育士からでは伝わらない情報が得られる
保育園生活でママ友がいるメリットは、保育士さんからは得られない情報が得られることです。
保育士さんは一人でたくさんの子供たちのお世話をしているので、連絡帳があれども保育園での出来事全てを教えてもらえるわけではありません。
仲の良いママ友がいると自分の子供に対しての他の園児の話を聞くことが出来るので、普段は見る事の出来ない様子を知ることができたりもします。
仲良しママ同士に鉢合わせると少し気まずい
一方で保育園でママ友がいない場合、他の仲良しママ達と同じ時間帯に送り迎えなどがあると、取り残された感じに思うというケースもあります。
仲良しグループが子供を含めて楽しそうに会話する中で、自分たち親子だけ立ち去ろうと子供が遊びたそうにする事も。そんな姿を見ると、ママ友がいない事に罪悪感を感じることもあるかもしれません。
でも「おうちに帰ってご飯作るお手伝いしてもらおうかな?」など、楽しい話題を子供に振れば気分がパッと変わるのが子供の素敵なところ。ママ友とのおしゃべりより、子供との時間を大切にするのもおすすめですよ♪
幼稚園のママ友事情
幼稚園はママ友付き合いが最も多くなるコミュニティです。
その理由は「イベントの多さ」。遠足に保護者会、日々の送迎などとにかくママ同士が顔を合わせる機会が保育園や小学校よりも格段に多いのが幼稚園です。
そして幼稚園の面倒なのは、上の子がいる場合が多く、入園時点で出来上がっているママ友グループが非常に多い事。
娘の幼稚園も新規入園の半分近くが兄弟枠で埋められているので、面接から体験入園の時点で既に上の子がいるママのグループが出来ていました。
ただ、付き合いが面倒という一方でママ友がいるメリットは幼稚園では大きいものになります。
幼稚園ではママ友のメリットが大きい
保育園や小学校と比較して、幼稚園ではママ友がいるメリットが非常に大きいです。
- イベント時に家族同士で楽しめる
- 放課後に一緒に遊ぶことが出来る
特にこの2つのメリットはとても大きいものです。
遠足に運動会、夏祭りなど幼稚園ではとにかくイベントが多いのです。(※長女は保育園から幼稚園へ上がりましたが、保育園ではほとんどイベントはありませんでした。)
その際に仲良しの子供のママと自分のママが仲良しだと一緒にお弁当を食べたり、子供自身もより一層イベントを楽しむことが出来ます。気の合う仲間とワイワイするのは、きっといい思い出にもなりますしね。
また、幼稚園くらいになると降園後に友達と遊ぶというケースも多く出てきます。そんな時ママ同士がコンタクトを取れる関係にあると正直便利です。
私が幼い頃、同じバス停の仲間などで仲良く遊ぶケースなどはよくありました。一人っ子のため毎日お友達と遊べる環境を作ってくれた母には感謝しています。
連絡先を知らないとフォローが出来ない
幼稚園でママ友がいない場合、子供同士の付き合いをフォロー出来ないというデメリットがあります。
例えば友達の家に遊びに行きたいケースでは、年少さんだと子供同士で約束をしても親がフォローしないと実現は難しいでしょう。
そんな時はママ友まではいかずとも連絡先を交換しておくレベルの対応は必要です。連絡さえできればフォロー可能なので、ママ友にならずとも子供の人間関係に影響を与える事はないでしょう。
また、情報が不足するというデメリットもありますが、これも自分でアクセスすればいいだけの話。ママ友の有無に拘らず、どうしたら自分と子供がストレスフリーで過ごせるのか考えてみてください。
小学校のママ友事情
小学校のママ友付き合いは、高学年になるほど希薄になっていきます。
低学年のうちはPTAや役員など頑張るママが多いのですが、高学年になるほど成績やお受験、そして経済的な事情などによりママ友付き合いは減るのが現実です。
同じ幼稚園から上がったママ友でさえ、次第に疎遠になるケースが多いのです。
小学校のママ友はある種の「期間限定」のお付き合いになる事が多く、ママ友としても割り切って仲良くしている方も多いです、なので、無理してママ友を作る必要は全くありません。
もし、小学校でママ友を作りたいのであれば、おすすめは「習い事」。金銭感覚や経済状況、志向が似ているファミリーが集まるので比較的良いお付き合いを出来るケースが多いです。ただ、深入りはトラブルになるので禁物。進級試験などでもめる事もありますので…。
ママの社交性で子供をフォローできる
小学校に入るとママ同士の交流で子供に影響があるケースもあります。
低学年のうちは幼稚園児と同様に時間や曜日の感覚がまだしっかりしていないので、子供同士の約束をフォローしてあげる必要性が出てきます。
そんな時にママ友同士が知り合いだととてもスムーズです。
疎遠になることが多くデメリットは少ない
低学年のうちはママ同士でフォローが必要な一方で、高学年になるにつれ子供自身のコミュニティ形成がしっかりしてくるので親同士の関係性は必要なくなってきます。
そのため、小学校でママ友がいなくてもデメリットは少ないです。
なので、ママ友を作りたくない場合は時の経過を待てばいいだけですし、欲しいのであれば学校外の習い事などで他のママに声をかけてみるのがおすすめ。経済感覚や家庭環境が似ているケースが多いので、トラブルになる確率が低いですよ。
一番大切なのはママ友の有無ではなく「ママの笑顔」
ママ友がいなくて悩んでいるあなたに伝えたいこと。
- ママ友がいなくても子供は勝手に自分で友達を作ります
- 行事やイベントの時は家族の時間を楽しもう!
- 子供が困ったら連絡先だけでも交換して「知人」として付き合おう
- トラブルには巻き込まれたくないのであれば距離を置く
この4つのポイントを意識して行動すれば、ママ友がいなくても子供に影響することはありません。
子供は友達を作る天才!無理して付き合いたくないママとの接触を減らし、親子でストレスフリーになりましょう。