義両親から大量に揖保乃糸のひやむぎを貰ったところ、ピンクと緑の麺が入っているではありませんか。
今回の記事では、
- ひやむぎに色付き麺が入っている理由
- ひやむぎの色はどうやってつけるの?
- どのひやむぎにも色付き麺は入ってる?
この3つについて調べてみました。
ひやむぎに色付き麺が入っている理由
ひやむぎには色付き麺が入っていて、そうめんには入っていない…これは何か理由がありそうだということで調べてみたところ…
色付き麺は、乾麺の種類を判別するためにひやむぎに入れられたものでした。
あまり知られていませんが、そうめん・ひやむぎ・うどんの違いは基本的に麺の太さにあります。ただ、乾麺にしてしまうと一見その違いはわかりにくいんですよね…。
その基準となる「太さ」の直径を図にまとめたのがコチラ↓
そうめん | ひやむぎ | うどん |
1.3㎜未満 | 1.3㎜以上1.7㎜未満 | 1.7㎜以上 |
直径1.2㎜のそうめんと、直径1.7㎜のうどんの区別は、まぁ、なんとか出来そうな気がします。
一方、直径1.2㎜のそうめんと直径1.3㎜のひやむぎの区別、直径1.6㎜のひやむぎと直径1.7㎜のうどんの区別は、素人には見ただけではわからないですよね。
そのため、太さとして真ん中にあたるひやむぎに、色付き麺を入れたんだとか。ある意味納得しやすい理由ではあります。
ひやむぎの色はどうやって付けられているの?
揖保乃糸のひやむぎには、赤と緑の色付き麺が一束(200g)に2本づつ入っていました。そこで、子供が喜ぶと思い長女には赤色の麺を、長男には緑色の麺をあげたところ…
と言われました。息子は葉物が嫌いな傾向にあるので、どうやら緑=何かしらの野菜が入っていると思ったようです。
そもそも、これは何で色を付けているのか気になったので、合わせて調べてみました。
赤と緑の正体は意外なものだった
私の中で「揖保乃糸=高級」なイメージがあったので、着色料というよりは赤色は梅や桜、緑色は抹茶やわかめかなと思っていました。
しかし、食品表示を確認してみると…
- 紅花黄(黄)
- クチナシ(緑)
- コチニール(ピンク)
これらがピンクと緑の麺の正体でした。いずれも天然色素です。
他のひやむぎはどうなの?
今回我が家で頂いたのは割とメジャーである揖保乃糸のひやむぎでしたが、他のひやむぎはどうなんだろう?と思い調査してみました。
5社ほどの色付き麺を含むひやむぎを製造しているメーカーを調べてみたところ、
- 野菜色素
- クロレラ色素
- 紅麴色素
など、やはり天然色素で色付き麺を作っているようでした。
どのひやむぎにも色付き麺は入っている?
今回、我が家が頂いた揖保乃糸のひやむぎには色付き麺が入っていました。
しかし、スーパーでよく見かけるひやむぎは、色なんてついていなかったような気がするんですよね…。
ということで、Amazonで調べてみました。
すると…
この画像だと8個中、揖保乃糸のひやむぎしか色付き麺は入ってませんよね。
こんな感じで、色付き麺を含んでいるひやむぎって凄く少ないんですよね。GoogleでAmazon以外も調べてみましたが、9割方が色付き麺を含んでいないような印象を受けました。
色付きのひやむぎはなぜ消えた?
製麺が機械化され「ひやむぎ」と書かれたパッケージで麺の種類が区別出来るようになった現代では、色を付ける意味が薄れたのかもしれません。
でも、子供の頃に色付き麺を取り合った思い出とか(実際うちの子供達も何色をもらうかで揉めた)って心に残りますよね。
私的には伝統としてこのひやむぎの色付き麺は、今後も消えないで欲しいなと思います。
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【まとめ】ひやむぎにはなぜ色付き麺が入ってるのか
今回の記事の内容をざっくりまとめてみました。
- そうめんやうどんとの区別が色付きの理由
- 色付き麺の色は主に天然色素によるもの
- 殆どのひやむぎには色付き麺が入ってない
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