幼稚園の個人面談で先生と話すことは主に3つ!
- 子供の幼稚園での様子
- 子供の家での様子
- 家庭で親が対応すべきこと
幼稚園の個人面談ではどんな事を聞くの?

幼稚園の普段の様子は私たち親には分からず、先生のみぞ知るところ。個人面談ではその普段の子供の幼稚園での様子について、唯一直接先生に聞ける貴重な機会です。
先生自身も普段の子供たちの様子を見て個人面談の時に話す内容をある程度事前に決めていると想定されますし、親としても先生に聞きたいことが山ほどあるでしょう。
ただ面談時間は幼稚園にもよりますが約15分程度。短い時間の中で話すべきことは、主に以下の3つです。
- 子供の幼稚園での様子
- 子供の家での様子
- 家庭で親が対応すべきこと
子供の幼稚園での様子
個人面談で最も聞くべきことは、子供が幼稚園でどんな様子で過ごしているかです。家での様子と全く同じということは、おそらく少ないんじゃないでしょうか?
お友達とどのように関わっているか、仲良くしてるお友達はいるのか、どんな遊びを幼稚園でしているのか、ご飯はちゃんと食べているのかなど、親の知らない幼稚園での姿はとても興味深いものです。
先生は親よりも細く子供の褒めるべきところを見てくれているので、自分では気づかなかった子供の良いところなどを新しく発見できたりもしますよ。
子供の家での様子
次に、先生の方から子供が普段家でどんな様子で過ごしているか、心配なことはないかなど聞かれることがほとんどです。
私たち保護者が幼稚園での子供の様子がわからないのと同様に、先生も家での子供の様子は分からないですよね。
家での様子と幼稚園での様子を共有して、これからの子供の成長のために先生と保護者とでどうしていくべきかをこの機会に話してみましょう。
家庭で親が対応すべきこと
最後に幼稚園での様子と家庭での様子を踏まえて、親が対応すべきことを聞くのがおすすめです。
幼稚園の先生は本当によく子供達のケアをしてくれますが、最終的に育てるのは親自身。
これからの幼稚園生活や小学校に上がるサポートのために、親が対応しなければならないことは少なからずあります。
先生に頼り切るのではなく、子供の成長を先生と一緒に助けられるようなアイデアを出していきましょう!
【年少・年中・年長】クラス別の質問例

ふたりの子供を幼稚園に通わせ始めて2年になりますが、年齢によって結構先生に聞きたい事って違うなと感じました。
ということで、クラス別に聞きたいことの例もまとめました。
【年少】個人面談で聞くことの例
- トイレトレーニングについて
- 登園(送り迎え・バス)について
- お弁当や給食について
おむつがまだ外れていない場合はトイトレについて、幼稚園に行くのを嫌がったり泣いたりするのはどうすればいいのか、給食やお弁当はきちんと食べているかなど不安なことを解消しましょう!
【年中】個人面談で聞くことの例
- お友達との関わり方について
- 先生との関わり方について
- 遊びの傾向について
また幼稚園での小さなトラブルは先生が対応するので、子供と先生の関わり方などを聞いておくのもおすすめです!
【年長】個人面談で聞くことの例
- お友達との関わり方について
- 進学にあたって心配なこと
- 卒園までに対応すべきこと
小学校は幼稚園とは全く違う環境になるので、残りの期間で親がサポートしてあげられることを先生の意見を聞いて考えてみる良い機会です。
個人面談で悩みを解決する3つのポイント

せっかく個人面談という貴重な機会を作ってもらっているのだから、モヤっとした悩みや不安は解消したいですよね!
ということで、限られら時間の中で悩みを解決する上手なやりとり3つのポイントを紹介します。
- 先生の話は必ず最後まで聞く
- 質問の仕方を工夫する
- 心配な事は必ず質問する
先生の話は必ず最後まで聞く
幼稚園の面談の時間は15分程度ととても短いことがほとんどです。
いろいろ聞きたい親の立場としては質問をたくさんしたいという気持ちもありますが、そこはグッとこらえて先生の話を最優先に行きましょう。
先生は面談の準備のために色々なことまとめてきているはず。まずはそれをしっかり聞くことが、悩みを解決する一番の近道につながるはずです。
質問の仕方を工夫する
質問の仕方を工夫すると、子供の幼稚園での様子がより詳しくわかります。
例えば、「幼稚園では楽しそうにしてますか?と聞けば、「はい」としか答えは返ってきません。
反対に「朝見送る時に登園を嫌がる日が多いのですが、幼稚園では楽しそうにしてますか?」と聞いてみると、「仲の良いお友達が登園してくるまで中々教室に入らないこともありますが、お友達が来ると少しづつ入ってきて楽しそうに遊び始めますよ」と、より具体的な回答を得られる可能性があります。
YES/NOで答える質問よりも、普段の子供の様子を踏まえて具体的な内容が返ってくるような質問をするとより有意義な時間を過ごせますよ。
心配な事は必ず質問する
せっかく面談の機会をもらっているのだから、普段の子供の過ごし方や発達面で気になることは必ず先生に質問して聞いてみましょう。
先生は教師(プロ)であり、私たちよりもはるかに経験や児童心理に長けています。その答え次第で子供への接し方をより良くすることが出来るかもしれません。
特に、先生は子供の悪い部分より良い所を見つけるよう努力しているので面談の際には悪いことを言われることはほとんどないので、他の子とトラブルになりそうな要素に心当たりがあればアドバイスを求めてみるのも一つの手です。
先生の言葉に救われた私自身の体験談

これは私自身の体験談になりますが、私はとにかく家での娘と幼稚園での娘の様子が正反対なので困っていました。
家ではとにかく強気で暴力的なのに、幼稚園では大人しく人見知り…幼稚園は楽しく通っていているものの、年中から転園してきたので新しい友達が出来たかなど心配で気がかりな要素も多かったです。
そこで、転園してきてから初めての面談。子供達を預けることが出来なかったので、子供同伴になってしまい…。きちんと先生の言うことを聞いて椅子に座る同じ幼稚園に通う弟(2歳)の一方で、いつもと違う雰囲気に愚図りはじめ椅子に座らず私の足をつかむ娘。先生の言うことも無視…。
知的な遅れはないものの、親としては心配になってしまう事が多く、発達の面で問題がある可能性もあるのだろうかと不安に思っていました。
「幼稚園では少し頑張りすぎちゃってるんですかね。お友達とは仲良く遊んでいて、暴力などは全くありません。その分、おうちでパパやママに甘えたいのかもしれません。また、家で攻撃的になってしまうのは、弟君が生まれたことによってうまく甘えることが出来なくなってしまったからかもしれないですね。」
「○○ちゃんは、本当にママのことが好きなんだと思います。家での話も幼稚園ではよくしてくれて『この前ママと◎◎作ったんだ~』と、よくママの話をしてくれるんですよー!」
「お母さまは今日のような態度を心配されているようですが、私から見て発達面で問題があるとは思いません。クラスには噛んだり叩いたりとかする子もまだいますし、これからを見守っていけば問題ないと思いますよ」
と、今まで自分が散々悩み重しを背負いながら過ごしていたのが、スッと体が軽くような話し方をしてくれました。
そして、仕事を始めたいので朝なるべくスムーズに登園したい旨を伝えてみたところ、
「朝、幼稚園の玄関で登園を渋る日はスパッと私たちに預けちゃってください!諦めがついたほうが、○○ちゃんは気持ちが切り替えられるタイプのように思います。私がいないこともあるので、近くのクラスの先生にも共有しておきますね!」
との神対応。
幼稚園の先生って身近なようででも少し遠くて、今まで私はあまり相談などはしないで過ごしてきたのですが、今回転園のこともあり色々な話を出来て本当に良かったと思いました。
さらに、
「お子さんがいたら話しにくいこともありますし、転園してきて心配なこともあるかと思いますので、もしよければ園のお預かりに子供を預けて再度面談の機会を設けてはいかがでしょうか?」
との配慮…。
引っ越してきて知り合いも少ない状態だったので、担任の先生のこの対応には本当に頭が下がりました。
面談の時間を有意義に過ごす3つの準備

幼稚園の面談時間は15分程度、あっという間に終わってしまいます。
でも、せっかくの貴重な機会、先生と子供の様子について共有して、少しでもこれからの子供の成長に役立たせたいですよね。
そこで、面談を少しでも有意義に過ごすための3つのポイントをまとめました。
- 時間厳守!
- 聞きたいことをまとめておく
- 子供はなるべく預ける
時間厳守!
当たり前のことですが、時間厳守です!
面談は一日複数組まれているので、遅刻したからといって時間を延長してもらえるわけではありません。
少しでも長く先生と話せる時間を持つために、約束の時間の5分前には待機出来ているように努めましょう。
聞きたいことをまとめておく
せっかく先生と直接話をする機会、ただ話の流れで雑談をして面談を終えるのはとても勿体ないと思います。
普段の子供の様子や子供から聞いた幼稚園の話の中で、気になることや心配なことを事前にまとめておきましょう。
子供はなるべく預ける
最後のポイントとしては、子供は可能な限り預けることをお勧めします。
これは私の失敗談なのですが、前の幼稚園では保護者会や面談の際には子供は別教室で保育を受けることになっていたため、子供をどこかに預けて面談に行くという発想がなかったんですよね…。
でも、実際子供がいると子供の様子を超話しづらい!って思いました。(年中なんて大人の会話9割方理解出来ますからね…)
子供がいると聞きづらいことも先生に相談できるよう、預けられる場所を探して面談に臨むのがおススメです。
【参考】個人面談の服装はどんなものが好ましい?

気になりますよね~!でも、転園を経験して、素朴な幼稚園と教育熱心な幼稚園2つの面談を経験した私としては…
としか言えない気がします。
2つともいわゆる普通の私立幼稚園ですが、正装している人なんていませんでしたし、普通にGパンで来ている人も中にはいました。
なので、お受験幼稚園などでない限りは、清潔感のある普段着で問題ないと思いますよ!
【まとめ】幼稚園生活を子供の成長につなげるために
幼稚園の個人面談では、主に以下の3つの内容を話します。
- 子供の幼稚園での様子
- 子供の家での様子
- 家庭で親が対応すべきこと
そして、面談の際に悩みや不安を解決するには、
- 先生の話は必ず最後まで聞く
- 質問の仕方を工夫する
- 心配な事は必ず質問する
上記3つのポイントを心がけてみてください。
最後に、
- 時間厳守!
- 聞きたいことをまとめておく
- 子供はなるべく預ける
上記3つのポイントを実践すれば、面談の時間をより有意義に過ごすことが出来ますよ♪