【電気圧力鍋と炊飯器】5つの違い
炊飯機能を持つ電気圧力鍋。炊飯器とは一体何が違うのか、ポイントを5つにまとめました。
【電気圧力鍋と炊飯器の違い①】用途
炊飯器とは、お米を炊いてご飯にするための調理家電であり、主となる機能は炊飯です。
一方、電気圧力鍋とは、火を使わずに圧力調理ができる調理家電であり、炊飯のほか煮込みなどの様々な調理が可能です。
【電気圧力鍋と炊飯器の違い②】最高温度
炊飯器は圧力IH炊飯器を除き、調理の際に圧力がかかることはありません。そのため、調理時の最高温度は100℃になります。
一方、電気圧力鍋は圧力がかかるため、100℃以上の高温で調理することが可能です。
【電気圧力鍋と炊飯器の違い③】電気代
炊飯器と電気圧力鍋(いずれもマイコン式)の消費電力は約700W程度ですが、調理時間が異なるため電気代は違ってきます。
我が家のケースですが、3合のお米を炊く際の電気代を比較してみます。
消費電力(W)×時間(h)÷1,000×1kWhあたりの電気料金
※1kWhあたり電気料金=27円と仮定
炊飯器(アイリスオーヤマ)…消費電力:645W 炊飯時間:約60分(早炊き:約45分)
電気圧力鍋(ワンダーシェフ)…消費電力:750W炊飯時間:約30分(加圧…10分、圧力調理…5分、減圧…15分)
炊飯器の電気代:645W×1.0h÷1,000×27円=約17円
電気圧力鍋の電気代:750W×0.5h÷1,000×27円=約10円
マイコン式とは、ヒーターを釜の底に搭載して熱源とする加熱方式です。
【電気圧力鍋と炊飯器の違い④】調理時間
圧力式でない炊飯器の調理時の最高温度は水の沸点である100℃です。
一方、電気圧力鍋の沸点は圧力により100℃以上になるため、高温&短時間で調理が可能となります。
【電気圧力鍋と炊飯器の違い⑤】価格帯
電気圧力鍋の値段は1~2万円台のものが多く、価格帯は比較的狭いと言えます。
一方、炊飯器の値段は数千円~10万円以上と、価格の差は非常に大きくなります。
電気圧力鍋と炊飯器の比較
電気圧力鍋と炊飯器の違いを比較してまとめました。
炊飯器 | 電気圧力鍋 | |
---|---|---|
用途 | 炊飯 | 煮込み 蒸し 炊飯など |
最高温度 | 100℃ | 100℃以上 |
電気代 (米3合を炊く場合) |
約17円 | 約10円 |
調理時間 (米3合を炊く場合) |
約1時間 | 約30分 |
価格帯 | 数千円 ~10万円以上 |
1~2万円 |
電気圧力鍋があれば炊飯器はいらない?
炊飯器の機能をほぼ完全にカバーできる電気圧力鍋。では、電気圧力鍋があれば炊飯器はいらないのでしょうか?
結論は「人によっては不要、人によっては必要」です。
電気圧力鍋があれば炊飯器は不要な人
- ご飯はまとめて炊いて冷凍する
- 一人暮らしで収納スペースが狭い
- 買う家電は最小限にしたい
電気圧力鍋と炊飯器の併用がおすすめな人
- 炊きたてのご飯が好き
- 機能にこだわってご飯を炊きたい
- 大家族で炊飯の回数が多い
- おかずとご飯を同時調理したい
- ガスを使わず煮物を作りたい
電気圧力鍋の方が節約&時短向き
今回検証した電気圧力鍋と炊飯器の違いはコチラ↓
炊飯器 | 電気圧力鍋 | |
---|---|---|
用途 | 炊飯 | 煮込み 蒸し 炊飯など |
最高温度 | 100℃ | 100℃以上 |
電気代 (米3合を炊く場合) |
約17円 | 約10円 |
調理時間 (米3合を炊く場合) |
約1時間 | 約30分 |
価格帯 | 数千円 ~10万円以上 |
1~2万円 |
同量のお米を炊くという観点から見ると【電気圧力鍋の方が節約かつ時短になる】と言えます。
なので、一人暮らしを始めたりでお金を節約したかったり忙しくて料理に時間をかけたくない人には電気圧力鍋を炊飯器の代わりにしてしまうのがおすすめ。
ただ、家族の人数が多かったりおかずとご飯の同時調理が必要なケースは電気圧力鍋を炊飯器の代用品にするのは難しいので、両方ガッツリ活用するのがよいでしょう。
ライフスタイルに合わせて、ぜひ電気圧力鍋を活用してみてくださいね!