みなさん、主婦の在宅ワークに対してどんなイメージがありますか?
- 好きな時に好きな仕事が好きなだけできる
- たまにはスタバで気分転換
- 子供を横で見ながらサクッと仕事が可能
私はこんな理想を描いていました。でも、現実は全然違います…。
楽しい事も沢山ありますが、辛い事も山ほど経験してきました。そんな現実の体験談を在宅ワーク歴3年・2児のママである私が赤裸々にお伝えしたいと思います。
主婦の在宅ワーク【理想形】
私は在宅ワークを始める前、こんな理想を夢見ていました。
- 傍らで子供のお世話をしながらパソコンで仕事
- 疲れたら気分転換にちょっと紅茶でも一杯
- 好きなことを好きな時にできる憧れの生活
でも、現実はそう甘くはありませんでした。
主婦の在宅ワーク【現実】
私の在宅ワークの現実はこうでした。
- 最初はとにかく収入が低い
- 子供が起きている時は作業は絶対無理
- 時間を作るので精一杯
それぞれの体験談をリアルにご紹介したいと思います。
最初はとにかく収入が低い
在宅ワークは実績を積むまでは、外で働くよりも収入が低いのが特徴です。
私が実際に体験した在宅ワークは3種類。それぞれ、どのくらいの収入があったのかを参考にご紹介したいと思います。
私は経験したことがありませんが、内職系(シール張りや検品など)の在宅ワークはここでご紹介する職種よりもさらに収入が低いと思います。
①フライヤー制作(単発・出来高制)
フライヤーとは、いわゆるチラシ制作のことを指します。デザイン系の在宅ワークは、1件あたりの単価が高めなのが特徴です。
ただ、そこには大きな落とし穴が。出来高制のお仕事は1件あたりの単価が高くても、多くがコンペ(複数案を募集して採用された方のみに報酬を支払いする形式)なので、選ばれなければどれだけ時間をかけても収入は0になります。
在宅勤務のデザイナーさんは基本給などが保証されていますが、単発で案件を探す在宅ワーカーは選ばれなければ収入がありません。
私は3件ほどチャレンジして、採用されたのは1件のみでした。報酬は約3万円。けれども、私はデザインは独学でしか経験がなかったのでやればやるほど確率が下がると思い、そこで引き下がることを決めました。
②マーケティングアシスタント(業務委託・時給制)
次に私がチャレンジした在宅ワークは、時給制のマーケティングアシスタント。平たく言えば、家でパソコンを使った事務作業ですね。
当時の時給は1,080円。
東京都の最低時給です。
本当はクラウドソーシングサイトで経験職種だった経理のお仕事に応募したのですが、募集主から「時給下がるけどマーケティング向いてそうだからやってみない?」と言われたのがきっかけです。(因みに経理の時給は1,400円でした。)
大体月30時間~50時間程度、0歳の子供を見ながら家で仕事をしていました。なので、収入的には月3万円~5万円。一般的な在宅ワークの月収はこのくらいかなと思います。
ただ、ここで得た知識を生かして自分で立ち上げた仕事で、1年で確定申告が必要なほどの収入を上げる事が出来ました。未経験でもスキルアップにつながるものなら、最初はお金にならなくてもチャレンジしてみるのはおすすめです。
③ブログ運営(個人事業主)
そして、今現在私が取り組んでいる在宅ワークはブログ運営です。主婦の方でも気になっている方は多いのではないでしょうか。
「ブログって稼げるの?」と、ママ友から聞かれることもよくあります。絶対に稼げるとは言い切れませんが、正しい方法で継続することが出来れば、大半の方は収入が見込めるものだと思います。
ただ「続ける」という事が、本当にしんどいんですね…特に最初の3か月間。私が最初に立ち上げたブログの収益を時系列でご紹介します。
数値にするとこんな感じです。
2019年7月 | 0円 |
---|---|
2019年8月 | 139円 |
2019年9月 | 5,616円 |
2019年10月 | 11,316円 |
2019年11月 | 2,667円 |
2019年12月 | 1,780円 |
2020年1月 | 19,822円 |
2020年2月 | 27,514円 |
2020年3月 | 39,461円 |
2020年4月 | 52,767円(※15日時点) |
(※)最初はトレンドブログ(世の中で流行しているものを取り上げて記事にする方法)を運営していたのですが、育児との兼ね合いが難しくリタイア。2019年11月より資産記事(長く読まれるコンテンツ)とアフィリエイト(商品を紹介して成約することによる報酬)にシフトしたため一時的に収入が下がりました。
昨年の7月末からブログをはじめ(※このブログとは別のものです)、当然のごとくその月は収入0。翌月は家事育児以外の時間を全てつぎ込んでもたった139円(涙)
当時の月間作業時間はおよそ100時間。
139円÷100時間=1.39円
ブログを始めて1ヵ月目は、時給1.39円です。どう思いますか?
辞めたくなりますよね、普通。近所でパートした方が、はるかに時給が高いと言えます。でも、正しい方法で続けていれば時給は上がっていきます。
そして、これは未就園児×2を抱えながらの作業時間がベースなので、お子様がいない方やすでにある程度大きくなられた主婦の方であればもっと早く結果は出ると思います。
デザインにしろ、ライティングにしろ、ブログにしろ、在宅ワークで稼ぐには、とにかく経験を積む事が大切です。手っ取り早く収入を得たい方には、パートの方がおすすめですね。
この後、2020年4月は15万円ほどまで収益が伸び、その後安定して収益が得られるようになりました!
子供が起きている時は作業は絶対無理
子育て中の主婦の方は、小さな子供を見ながらの在宅ワークにどんなイメージを持ちますか?
- 育児の合間にちょっとだけお仕事
- ママは仕事に集中、子供は遊びに集中
- 休憩時間に一緒に遊ぶ
私はこんな理想のイメージを持っていました。
でも現実はというと…
- パソコンを開けば子供が電源ボタンを押してしまう
- 昼寝中に仕事をしていたらすぐに起きてしまう
- 一人遊びに夢中なのにPCを開いたら構ってモードに
結論:子供が起きている時に家で仕事なんて無理!!!
子供がいるから仕事が捗らないんだ…と思う事もありました。でも、子供がママに構ってほしい時期なんて本当に数年。親子の時間も大切にしなくてはと考えました。
▼私が子育てと在宅ワークを両立するため実践してきたコツを別記事で詳しく紹介しています。
https://smiling-mom.com/zaitaku_syuhu_kosodate/
時間を作るので精一杯
「通勤時間が減るのだから家で仕事する時間もたっぷりとれるでしょ?」と実母からは思われていたようでした。でも、私自身の現実は時間を作るのに精一杯です。
家事に育児に、仕事がなくても家での1日はあっという間に過ぎていきます。
会社員の方のように一日のなかで予め仕事の時間が決められているというよりは、一日のスケジュールの中に隙間を見つけて仕事の時間を作っているという表現が正しいと私は言えます。
▼実際にどんなスケジュールで私が在宅ワークをしているのか別記事にまとめました。参考にしてみてくださいね!
もちろん、子供の保育状況や年齢の違い、家事を外注するなど家庭の事情により状況は違ってきますが、往々にして在宅ワーカーの主婦の方は一生懸命だと思いますよ。
私も近い未来に自宅でのお仕事環境を整えられるよう、今日もコツコツお仕事頑張っています。
在宅ワークは辛いことばかりじゃない
さて、在宅ワークの現実を私の体験談をベースにお伝えしてきました。
収入が低かったり、思ったように時間が取れなかったり…正直つらいなと思う事もあります。でも、それ以上に感じるメリットが大きいからこそ、私はこれまで家での仕事を続けてこれました。
▼在宅ワークにはどんなメリットがあるのか知りたい方は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
【まとめ】理想=現実とはいかないけど概ね満足!
主婦の在宅ワークと聞くと、華やかなイメージを持たれる方もいるかもしれません。でも、地味にコツコツ努力して収入を積み上げていっているというのが私が3年間在宅ワークを経験してきた実情です。
そして、続けていくことで理想に現実が近づいていくと私は確信しています。
これから在宅ワークを始めたいと考えている主婦の方は、
- どんな仕事がしたいのか
- どんな働き方をしたいのか
- どれほどの収入を目標にするのか
最低限この3つをハッキリさせてからスタートするのがおすすめです。そうすれば、私のように遠回りせずに済むと思います。
あなたの在宅ワークが素敵なキャリアになることを、心から応援しています!
▼これから在宅ワークを始める方向けに私の失敗談を踏まえて注意点をまとめました。