子供が幼稚園に行きたくないと言ったら休ませる?
子供が幼稚園に行きたくないと主張する場合、休ませていいのか本当に悩みますよね。
特に幼稚園の場合はお仕事をしてない専業主婦のママが多く、物理的に「幼稚園を休ませる」ということは可能なので出てくるこの悩み。だからこそ、休ませるor行かせるの判断に迷ってしまいます。
結論としては、休ませられるなら休ませてOK!です。
ただし、休ませる場合は必ず次の日は行くと約束して、次の日は登園させることが望ましいと言えます。
なぜ休ませても大丈夫なの?
登園拒否を受け入れて幼稚園を休ませることは、一見ズル休みのようで気が引けるもの。
休ませてもOKな理由としては、一旦休ませて子供の心に寄り添うこととなり、それが安心感を与えて結果的に短期間で登園拒否が終わるケースも多いからです。
登園拒否が深刻な理由による場合は親側の判断だけでなく幼稚園の先生と連携して対処する必要があります。
「幼稚園行きたくない!」よくある理由ベスト7
幼稚園に行きたくない理由は、それぞれの子供によって違います。ですが、ざっくりと7つに分類することが可能です。
- やっぱりママといたい
- 先生が好きではない
- 園の活動で苦手なことがある
- 仲の良い友達がいない
- 単純に具合が悪い
- なんとなく行きたくない
やっぱりママといたい
幼稚園に行けばお友達もたくさんいる。けれども、一番好きなのはお友達より先生よりやっぱりママ。
子供との信頼関係があるからこそ、幼稚園へ行かずママと過ごしたいという気持ちを持つ子供も多いでしょう。
先生が好きではない
幼稚園児も大人と同じで気の合う人とそうでない人はいます。「先生が嫌い・怖い」もよくある登園拒否理由です。
まだ3歳程度の子供に「苦手でもうまく付き合う」という大人の社交性を要求するのは難しいですよね。
園の活動で苦手なことがある
大人から見ると幼稚園のプログラムは楽しそうに見えるもの。けれども子供目線から見ると苦手なものや好きではないものって意外とあります。
家では自分の好きな活動を出来るので「幼稚園より家で過ごしたい!」という子供もどうしても出てきてしまいます。
仲の良い友達がいない
幼稚園で楽しく過ごせるかはお友達次第と言っても過言ではありません。特に年少の場合は仲良しのお友達が出来るまでは緊張もすると思います。
年中・年長でもクラス替えによって仲良しの友達と離れてしまったり、けんかをしてしまったりということもよくある登園拒否の理由です。
単純に具合が悪い
意外に盲点なのが体調不良。子供は多少熱があっても元気に過ごしていることが多いので、見た目では体の変化に気づかないことも。
幼稚園に行きたくないとぐずりいつもより機嫌が悪かったり他の理由に検討が付かない時は、熱を測ったり体の様子をよく見てあげる必要があります。
なんとなく行きたくない
相手は子供。登園拒否の具体的な理由が見つかるわけではなく「なんとなく」という曖昧な気持ちで休みたいこともあるはずです。
【体験談】実際のママ達は休ませてる?
教育専門家に「子供が幼稚園に行きたがらない場合に休ませてもOK!」と言われても、気になるのはやっぱり実際のママ達がどういう対応をしているのかですよね。
そこで我が家と同じ幼稚園のママの体験談を参考にご紹介します。
【我が長女(年少)の場合】
家でやりたいことがある
我が家の長女は仲良しのお友達もでき幼稚園のプログラムも好きなので基本ノリノリで通っているものの、一定の割合で「今日は幼稚園へ行きたくない」と愚図って支度を渋る日があります。
家で大きなプラレールを組んでそのまま遊びたい場合や、新しいワークを買った時など家で楽しいことの続きをやりたい場合が多いのですが、説得すれば断固拒否はしないので私はそのまま登園させています。
登園させる
【Aちゃん(年少)の場合】
なんとなく
とっても活発な娘のお友達A子ちゃんも基本的には幼稚園が好きでいつもニコニコ登園しています。そんなA子ちゃんでもやっぱり登園を渋ることがあるそうで、ママは理由もわからないとのこと。
行きたくないと言いつつも時間になれば諦めて家を出るそうなので、特に気にせず登園させているそうです。
登園させる
【B君(年少)の場合】
ママと離れたくない
とにかくママが大好きなB君。初日もバスに乗るのにママと離れたくないとずっと泣いていて、ママも少し寂しそう…。
しかし、B君のママは策士で「お休みするっていうのを幼稚園の先生にも言いにいこう!」と言って納得させてきたそうです(笑)
登園させる
【C君(年少)の場合】
幼稚園のプログラムが苦手
おっとりしてマイペースなC君は、少しデリケートな男の子。みんな大好きな幼稚園の水遊びを、服が濡れるからという理由でとても嫌がるそうです。
登園を嫌がったときには「今日水遊びしないかもよ?」などと話を逸らして連れてきているとC君のママは言っていました。
登園させる
【まとめ】行くのを嫌がっても登園させるママ多し!
今回ご紹介した我が家のケース&同じ幼稚園の他のママ達のケースですが、いずれもママは専業主婦なので休ませようと思えば休ませることは可能な状況です。
いじめなど深刻な理由があったりものすごい剣幕で抵抗されたりという事がなければ、少しくらい登園を嫌がることがあっても登園させているママが多い印象ですね。
【参考】保育園の場合
今回ご紹介したケースは幼稚園のお友達の例でしたが、保育園の場合はもっとシビア。子供が泣いていても、ママ達には出社時間があるのでサッと預けて保育園を後にしていました。
私も仕事を持っていて保育園のお世話になっていた時、やはり娘が登園拒否をすることがあって親子で泣いていた時期があったのですが、保育士さんの
「私たちはプロですので、お子さんが楽しめるように努力するので、安心して登園させてください!」
という言葉に励まされ登園させました。
結局子供の状態が深刻だった一日以外は登園させたのですが、お友達とも沢山思い出ができとても良い経験に。今でも先生たちにはとても感謝しています。
「幼稚園行きたくない!」ママ&パパの対処法
いざ子供が「幼稚園へ行きたくない」と言って愚図り始めたら、まずは以下の3つを確認しましょう。
登園拒否!最初に確認すべき3つのこと
- 体調の異変をチェック
- 行きたくない理由を聞く
- どんな理由でも受け止める
体調の異変をチェック
子供は一見元気なように見えても、意外に熱があったりするケースがとても多いです。
まずはお子様の体調に変化がないか、検温やヒアリングで確認してみましょう。
行きたくない理由を聞く
体調が特に問題なさそうな場合は、幼稚園へ行きたくない理由を確認します。
なんとなくという場合ももちろんありますが、何かしら理由があるケースが圧倒的に多いです。
どんな理由でも受け止める
子供が理由を話してくれたら、大人にとってどんなに些細な事でも必ず同意して一旦受け止めてあげましょう。
その上で子供と向き合い話し合ってみる必要があります。
休ませることができる場合:子供と約束をする
どうしても行きたがらす子供を休ませる場合は「先生も〇〇ちゃんに会いたがっているから、明日は幼稚園に行こうね」と約束してみましょう。
「休ませてくれた」と子供が安心することにより一旦自分の気持ちを冷静に整理できると、再び幼稚園へ行く気持ちも沸いてくるはずです。
休ませることが難しい場合:笑顔で送り出す
仕事や家庭の事情などで休ませるのは難しい場合、ママはとにかく笑顔で送り出す事に徹底しましょう!後ろめたさを感じさせるような態度は絶対にNGです。
その上で、以下の5つの対処法も試してみてくださいね。
- 連絡帳で先生に伝える
- ママが不安を見せない
- 楽しみを見つけてみる
- 家族の時間を増やす
- 専門家や周りに相談する
連絡帳で先生に伝える
ほとんどの幼稚園では保護者と教師との連絡手段として連絡帳を採用していると思います。
登園拒否があったことも先生に伝えて連携するだけで日中子供がどのように過ごしていたかを知ることができたり、解決の糸口になることも多いので気軽に相談してみましょう。
ママが不安を見せない
以前保育士さんから聞いたのですが、ママが申し訳なさそうにしたり悲しい顔をしているのが子供にとっては一番辛く、また影響としてもよくないそうです。
相手は保育のプロ。先生を100%信頼して、笑顔で子供を送り出しましょう!
楽しみを見つけてみる
「幼稚園へ行くとこんな楽しいことがあるんだよ!」という、今までにはなかった楽しみを見つけてみると、毎日の楽しみが出来て登園しやすくなることも多いです。
会いたいお友達や先生、好きな活動などをぜひ子供と一緒に話してみてくださいね♪
家族の時間を増やす
仕事や家庭の都合で登園拒否した子供を休ませてあげることができなかったと罪悪感を抱えるよりも、家族で過ごせる時間を楽しむことに焦点を当てたほうが子供の心は安定します。
家族で過ごせる時間は思いっきり楽しんで、幼稚園の悩みもたくさん聞いてあげましょう。
専門家や周りに相談する
幼稚園では少ないケースかもしれませんが、いじめなどの人間関係など深刻な悩みを抱えて登園拒否していることも想定されます。
お子様の状態が長期間改善しなかったり深刻な場合は、一度専門家に相談するのがおすすめです。
無理に行かせるのは逆効果
色々試して説得してみたけれど、やっぱり幼稚園に行きたがらない…という場合でも、やはり無理矢理行かせるというのは子供からみればものすごくストレスを感じる状況です。
子供自身の性格にもよりますが無理矢理行かせることにより子供の性格形成に悪影響が生じたり、親子の信頼関係が揺らぐというデメリットがあります。
強制的に行かせることにより幼稚園を楽しめるようになる子ももちろん多くいますが、泣いたり暴れたりが続く場合などは無理矢理登園させず別の対処法を検討してみてくださいね。
長引く場合は転園も視野に
一般的な登園拒否は数日~長くても数週間程度で終わることが大半と言えますが、稀に深刻な事情がある場合、長期間登園拒否が続くケースも想定されます。
担当教諭との連携や専門家への相談、そして子供自身と話し合った結果長期間改善が見られなかった場合は、可能な場合は転園を視野にいれることを考えてみるのも将来的にはプラスになるかもしれません。
登園拒否に必ず終わりが来る
ママ&パパを悩ませる子供の登園拒否。子供なりの理由があるとはいえ、それは永遠に続くわけではありません。
子供の気持ちに向き合い安心感を与えることにより、少なくとも状況は今よりも改善するはずです。
そして、子供にとって幼稚園を本来の楽しい場所としてあげるために、今回ご紹介した対処法もぜひ試してみてくださいね!
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