今回の記事ではノンフライヤーの、
- 電子レンジとの電気代比較
- 料理別電気代比較
- メーカー別電気代比較
- 電気代を左右する特徴
- 電気代を安くする方法
をわかりやすく解説しています。
これからノンフライヤーを買うか迷っている方や既に使用していて電気代が気になる方のお役に立てます。
ノンフライヤーの電気代は高い?
今回ノンフライヤーの電気代を調べてみて思った正直な感想は、思ったよりもノンフライヤーの電気代は高くないという点です。
ノンフライヤーを購入するか迷っている方の中には、電子レンジやオーブンよりもノンフライヤーの電気代がかなり高いのか気になる方もきっと多いと思います。
結論から申し上げれば、
- 電気代の算出方法
- 他の調理家電との消費電力比較
この2点を理解すればノンフライヤーの電気代は普通の調理家電とほぼ変わりません。
電子レンジとの消費電力比較
電気を使用する調理家電で最も使用頻度が多いものと言えば「電子レンジ」ですよね。そこで、我が家で使用している日立のヘルシーシェフMRO‐LS8の消費電力について調べてみました。
結果、
- 電子レンジ機能…1450W
- グリル機能…1340W
- オーブン機能…1340W
ということがわかりました。
ノンフライヤーの消費電力について様々なメーカーについて調べてみましたが、大体1000W ~1450W程度でしたので、電子レンジの使用とほぼ電気代は違わないと思っていただいて大丈夫です。
ここで、電子レンジとノンフライヤーを毎日使用した場合に1か月間でどの程度電気代に差が生じるのか計算してみました。
- 1日30分利用×30日
- オーブン機能の消費電力を使用
- 日立ヘルシーシェフの消費電力を採用
- ノンフライヤーは15メーカーの平均消費電力を採用
実際に計算した1か月の電気代の差はコチラ↓
電子レンジ | 約542円 |
---|---|
ノンフライヤー | 約468円 |
1か月同じ時間使用したとしても80円ほどしか使わず、さらにノンフライヤーの方が電気代は安い傾向がうかがえます。
また、電子レンジはほぼ毎日使うものですがノンフライヤーの使用頻度はそれよりも低いと思われるので、実際には一月当たりの電気代はもう少し安くなるはずです。
【料理別】ノンフライヤーの電気代比較
ノンフライヤーの電気代は、一般的には調理時間が長ければ長いほど高くなります。そして、調理時間は作る料理とメーカーによって全く違ってきます。
ここではノンフライヤーを使った代表的な料理の調理時間とそれにかかる電気代を比較しました。
- 対象商品:ティファール「アクティフライ」
- 消費電力:1150W
- 1kWh単価:27.0円(参考:全国家庭電気製品公正取引協議会)
メニュー | 調理時間 | 電気使用量 | 電気代 |
---|---|---|---|
唐揚げ | 20分 | 0.39kWh | 10.35円 |
とんかつ | 18分 | 0.35kWh | 9.32円 |
焼き鳥 | 15分 | 0.29kWh | 7.76円 |
焼き豚 | 25分 | 0.47kWh | 12.94円 |
ローストチキン | 25分 | 0.47kWh | 12.94円 |
ステーキ | 6分 | 0.12kWh | 3.11円 |
エビフライ | 12分 | 0.23kWh | 6.21円 |
フレンチフライ(生) | 20分 | 0.38kWh | 10.35円 |
大学いも | 11分 | 0.21kWh | 5.69円 |
フレンチトースト | 8分 | 0.15kWh | 4.14円 |
【メーカー別】ノンフライヤーの電気代比較
続いて、ノンフライヤーのメーカーや容量によってどの程度消費電力や電気代が違うのか比較してみました。
なお、イメージがつきやすいように1か月あたりの電気代を算出しています。
- 使用時間:1日30分×30日
- 1kWh単価:27.0円(参考:全国家庭電気製品公正取引協議会)
メーカー (型番or商品名) |
容量 | 消費電力 | 電気使用量/月 | 電気代/月 |
---|---|---|---|---|
ショップジャパン (AWFM02KD) |
3.0L | 1230W | 18.45kWh | 498円 |
フィリップス (HD9980/20) |
2.2L | 1425W | 21.38kWh | 577円 |
Innsky (SA35) |
3.5L | 1230W | 18.45kWh | 498円 |
ROOMMATE (EB-RM9700A-RD) |
1.0L | 1000W | 15.00kWh | 405円 |
エスキュービズム (NFC-16LW) |
1.6L | 1000W | 15.00kWh | 405円 |
CHULUX (QF-AF392001) |
2.0L | 1000W | 15.00kWh | 405円 |
ONLIFE (LFR-806BK) |
2.4L | 1000W | 15.00kWh | 405円 |
ティファール (FZ205088) |
– | 1150W | 17.25kWh | 466円 |
KONKA (KGKZ-2202(WJ)) |
2.2L | 1000W | 15.00kWh | 405円 |
CBジャパン (TOM-01 ) |
2.0L | 1200W | 18.00kWh | 486円 |
わがんせ (RJ874WH) |
2.2L | 1200W | 18.00kWh | 486円 |
IKICH (183AW) |
3.6L | 1230W | 18.45kWh | 498円 |
Rollibot (AF-11A) |
3.2L | 1500W | 22.5kWh | 608円 |
ONLife (LFR-805) |
2.0L | 1000W | 15.00kWh | 405円 |
【参考】電気代の算出方法
ノンフライヤーなどの家電の電気代は以下の数式により算出されます。
消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代
1kWh(キロワットアワー)とは、1kW(キロワット)の消費電力を1時間使用した場合の電気の量を指し、その電気代は各家庭の契約している電力会社や電気料金プランによって異なります。
よって、この記事では全国家庭電気製品公正取引協議会で定めている1kWh単価27.0円を1kWhあたりの電気代と仮定してノンフライヤーの電気代について説明しています。
電気代の【高いor安い】ノンフライヤーの特徴
ノンフライヤーを電気代を重視で選びたいという方に、電気代金の高いor安いを左右するノンフライヤーの特徴についてまとめました。
- 調理容量が多い
- 取扱機能が多い
- 調理時間が長い
- 調理容量が少ない
- 機能が必要最低限
- 短時間で調理可能
ノンフライヤーの電気代を安くする3つの方法
ノンフライヤーを使い始めてから電気代がかなり高くなったという場合、使い方を見直せばある程度電気代を安くすることが可能です。
- 調理頻度を減らす
- 短時間でできるメニューを作る
- 都度電源を抜く
調理頻度を減らす
ノンフライヤーの電気代はそれほど高くありませんが、使用頻度が高い場合は例外です。1日に何時間も使っているような場合は、使用頻度を減らせば電気代も安くなります。
短時間でできるメニューを作る
料理によってノンフライヤーの調理時間に差があります。時間のかかるメニューは電気代もそれだけかかるので、短時間で調理できるメニューを中心に作れば電気代も節約できます。
▼ノンフライヤーの調理時間目安
都度電源を抜く
電気代は使用している間だけでなくコンセントにつけたままの状態にすることにより待機電力も発生します。使用の都度電源を抜けば電気代を節約することが可能です。
ノンフライヤーの電気代はコスパ抜群!
1か月あたり400円~600円程度でヘルシーな揚げ物を楽しめるノンフライヤーは、コスパ抜群の調理家電です。
電子レンジやオーブンと変わらずほったらかし調理が可能なので、時短調理のアイテムに加えてみてはいかがでしょうか?
ノンフライヤーは電子レンジやオーブンよりもムラなく火が通り初心者でも失敗少なく美味しい料理が出来上がるので、料理のバリエーションが広がりますよ♪
▼ノンフライヤーの詳しい使い方
▼【シーン別】おすすめノンフライヤー