この記事では、
- ノンフライヤーの原理
- オーブンとの違い
- 油で揚げるとの違い
を調べてわかりやすくまとめました。
ノンフライヤーとは?
ノンフライヤーとは、揚げ物など本来は油を使用する料理を油を使わずに(またはごく少量で)調理することができる調理家電のこと。
油を使用せず食材本来の油分で表面のサクサク&カリカリを実現できるため、揚げ物を食べるともたれる方やヘルシー志向の方に人気を集めています。
一度食材をセットすればほったらかしで出来上がるので、その間に他の料理ができるメリットも。また、油を使わないため使用済み油の面倒な処理もありません。
▼詳しいノンフライヤーの使い方はこちら↓
ノンフライヤーの原理
なぜ油で揚げると「揚げ物」になるの?
ノンフライヤーでは油を使わずに「揚げ物」ができますが、そもそも油で揚げるとなぜ「揚げ物」が出来上がるのでしょうか?
答えは沸点にあります。
油の沸点は100度以上、水の沸点は100度です。そのため高温の油に食材を入れると表面の水分が蒸発するのです。そして、油に接した食材の表面はたんぱく質が化学反応を起こし硬化します。それが揚げ物特有の「サクサク感」や「パリッと感」を生み出すのです。
なぜ油を使わずに「揚げ物」ができるの?
ノンフライヤーは200度前後の高温の熱風を循環させて食材に吹き付ける「高速空気循環技術」を活用することで、表面にある水分を蒸発させることができます。
つまり油で食材を揚げているのと同じ状態となり、油を使うことなく色々な食材を「揚げる」ことができる仕組みなのです。
特に肉類など食材そのものにある程度の油分が含まれているものを調理すると、その油分が熱風により調理に利用され表面が本物の揚げ物のようにカラッと仕上がります。
▼熱風がノンフライヤー唯一の危険性
オーブンとの違いは?
ノンフライヤーとオーブンの違いは、食材の火の通り具合に「ムラ」が生じるか否かです。オーブンでは熱が当たりやすい場所と当たりにくい場所が出てきてしまうため、焦げたり生焼けだったりと食材の置いた場所により仕上がりが異なります。
一方ノンフライヤーでは熱風が高速で循環しているため庫内の温度を均一にすることができ、どの場所においても同様に火を通すことが可能になります。そのため、全体的にムラなく綺麗な仕上がりにできるのが大きなメリットです。
▼電子レンジやオーブンとの電気代の違い
油で揚げるのとは何が違うの?
油で揚げるのとの大きな違いは、やはり仕上がりの「カロリー」です。ノンフライヤー特有の高速空気循環技術で素材本来の油分で揚げた状態にするため、全く油を使用しない場合は最大80%程度のカロリーカットが可能。
さらに、余分な脂肪分は庫内を循環する熱風によりバスケットの下に落とすことができるため、市販のギトギトした揚げ物総菜もノンフライヤーを使えばよりヘルシーにサクサクの食感に仕上げることができるのも嬉しいポイントです。
▼時短調理にも向くノンフライヤー!
ノンフライヤーに向かない2つの料理
ノンフライヤーは熱風を循環させて「空気で揚げる」という仕組み上、油で揚げることはできてもノンフライヤーでの調理が難しい食材や向かない食材というものもどうしても存在してきます。
それは、
- 衣に水分の多い揚げ物
- 油分を含まない食材
の2つです。
衣に水分の多い揚げ物
ノンフライヤーは油で揚げるのとは異なり網の上に食材をのせて空気で揚げる仕組み上、水分の多い衣を使った揚げ物は衣が網から落ちてしまうため不向きです。
具体的に、
- 天ぷら
- フリッター
などはノンフライヤーで調理するのは難しいといえます。
また、ノンフライヤーでよく調理される代表的な揚げ物の1つに唐揚げがありますが、水っぽい衣で作るとべちゃべちゃとした仕上がりになるので、水で溶いて使う衣より粉をつけるだけで揚げるレシピの方がおすすめです。
油分を含まない食材
ノンフライヤーは肉などの素材そのものにある程度油分が含まれる料理は油で揚げるのと同等に美味しく仕上がります。それに対して油分がない食材は調理すると「揚げ物」として食べるには物足りなく感じる方も多いと思います。
具体的には、生のジャガイモをノンフライヤーでフライドポテトに調理しても、
とがっかりする方は結構多いと思います。
ただ「オイルスプレー」でほんのわずかに油を足すだけで、油で揚げる味にかなり近づけることが出来るので、油分のない食材を調理する際に活用するのはおすすめです♪
ノンフライヤーのメリット
「高速空気循環技術」により、熱風を循環させて空気で揚げる仕組みを実現したノンフライヤーは、油を使わずヘルシーに揚げ物を楽しむことができる健康的な調理家電です。
- 油を使わずにヘルシーな揚げ物が楽しめる
- オーブンよりムラなく綺麗に仕上がる
- ほったらかし調理で時間を有効活用できる
ノンフライヤーにはメリットが沢山。揚げ物が苦手な方でも入れて放置するだけで簡単に美味しい料理を実現できますよ♪
▼【目的別】おすすめのノンフライヤー